幅広く情報発信するために重要なコンテンツマーケティングとオウンドメディアとされています。オウンドメディアの運用に着手しようとしている経営者や社員の中には、コンテンツマーケティングとの違いが分からず混乱している人がいるのではないでしょうか。
本記事ではそのような方に向けて、オウンドメディアとコンテンツマーケティングという2つの違いを含めた、オウンドメディアの運用方法を簡単に紹介します。
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いとは
ここではまず、コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いについて詳しく解説します。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングは、企業が自社の商品やサービスなどユーザーにとって有益な情報を提供することによって、信頼関係を築き購買行動に繋げるマーケティング手法のことです。
コンテンツの種類はさまざまで、記事や動画が具体例として挙げられます。コンテンツマーケティングについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
リンク:https://mizukage.jp/column/marketing/223
オウンドメディアとは
オウンドメディアとは、企業が自らコンテンツを作成・管理・運用するメディアのことです。具体的には、公式サイトやブログ、SNSアカウントなどがオウンドメディアにあたります。
オウンドメディアの特徴は、企業が自ら自由に情報発信できることです。自社ならではの強みやオリジナリティーを、直接伝えられる点が他媒体とは異なる点です。
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違い
コンテンツマーケティングは手法であることに対して、オウンドメディアは媒体であることが異なる点になります。
図で表すと下記のようになります。オウンドメディアはコンテンツマーケティングの一部となっているので、混合せずに捉えることが重要です。
オウンドメディアを使ったコンテンツマーケティングの目的
オウンドメディアはなぜ必要なのでしょう。ここではオウンドメディアの目的を3つ取り上げます。
見込み顧客の獲得
オウンドメディアにおける最大の目的は見込み顧客の獲得になります。オウンドメディアで記事などを読んでくれたユーザーが、自社のサービスや商品に興味を持つことで購買行動に繋がる可能性が高まります。これは、自社製品・サービスを最も理解している自社が、自らオウンドメディアで情報発信できる所が魅力的です。
しかし、ただ単に記事などを作成して情報発信するだけでは、効果はありません。ユーザーのニーズや興味などを分析して、情報発信していく必要があります。そのため、オウンドメディアの運用には、ユーザーのニーズにあったコンテンツを提供し、ターゲット層にヒットしやすい環境を整えることが必須といえるでしょう。
ブランディング
2つ目はブランディング(企業・商品・サービスにおける価値を高めること)になります。
オウンドメディアで情報発信することで、自社の強みや特徴・価値観が認知され、信頼度の向上に繋がります。記事がどんなに商品・サービスが素晴らしくても、企業・商品・サービスに対する信頼度が低ければ購入に繋がりません。だからこそ、ブランディングを意識してオウンドメディアを運用していくことが重要です。
広告費の削減
オウンドメディアを使ったコンテンツマーケティングの場合、広告費がかからずに運用できるのが特徴です。
広告の場合止めたらそこで終わりとなるので、売り上げ的には落ちていきます。一方オウンドメディアを利用すると、良いコンテンツはストックされ、修正や更新が必要な場合も広告ほど費用がかからず実行できます。したがって、長期的に考えればオウンドメディアを使ったマーケティングは広告費を削減できるでしょう。
オウンドメディアの運用開始の流れ
コンテンツマーケティングはオウンドメディアで、ただ闇雲に情報発信するだけでは効果はありません。運用開始にあたり魅力的なコンテンツ提供が大事になります。ここでは、運用方法について説明します。
ペルソナ設定・コンセプト設定
まず、ペルソナ設定とコンセプト設定をします。
ペルソナとは、商品やサービスをどのような人に提供するのかなどの顧客像のことです。ペルソナを明確にすることによって、コンテンツの方向性や内容が定まります。
ペルソナが定まったら、コンセプト設定に移りましょう。
オウンドメディアのコンセプトが明確になれば、制作するコンテンツの方向性も決められます。コンセプトは企業の理念や価値観、強みなどがあたります。
コンセプトを設定するときは、企業の強みなど他社との差別化ポイントを設定し、ペルソナのニーズを把握することが重要です。
ユーザーとのタッチポイントの設計
タッチポイントとはユーザーとの接点のことです。顧客が企業の商品やサービスと出会うポイントは1つとは限りません。顧客と商品・サービスとの接触は、購入に至るまでの行動や心理、日常生活などのプロセスがあります。これらを踏まえて、どのようなコンテンツをどのように提供するかを考えます。
コンテンツ作成・発信
ペルソナやコンセプト設定などを踏まえて、実際にコンテンツを作成していきます。ユーザーが見やすく、興味を持ってもらえるようなコンテンツを提供することが重要です。そのためにも、ペルソナ設定の当事者になった気持ちで考えていくことが必要になります。
分析・改善
1週間・1ヶ月など期間を設けて、コンテンツの効果を分析していきましょう。どの程度のユーザーがアクセスして、コンバージョンに繋がっているのかを分析します。
分析結果をもとに、どのような点が良かったのか、悪かったのかを考え、改善に繋げていくことがオウンドメディアの成功に繋がるでしょう。
オウンドメディアの事例
オウンドメディアの事例を2つ紹介します。どのような記事が書かれているのか、オウンドメディアがどのようなものなのかを確かめてみましょう。
事例1:ハミテクNavi
弊社では「ハミテクNavi」という予防歯科と口腔ケアの役立つ情報を発信するためのオウンドメディアを運営しています。効果的かつ定期的な口腔ケアの方法を多くの読者に広め、生活の質を少しでも向上させたいという想いのもと、サイトを立ち上げることに至りました。
口臭や歯周病などに悩まされている方は、ぜひこちらのURLからご確認ください!
リンク:https://hamitech-navi.mizukage.jp/
事例2:「HIMATAMI」暇つぶしコンテンツ(ゲーム)の紹介サイト
2つ目が「HIMATAMI」という、暇つぶしゲームやアプリなどの紹介をしているオウンドメディアです。1人〜複数人で楽しめる暇つぶしや、数分〜数時間で楽しめる暇つぶしなど、さまざまなゲームやアプリが幅広く紹介されています。お気に入りの暇つぶしゲーム・アプリを見つけてみませんか?
リンク:https://himatami.jp/magazines
コンテンツマーケティングとオウンドメディアの違いを理解することが成功へ導く一歩
オウンドメディアには多くの可能性が眠ってます。だからこそ、オウンドメディアとコンテンツマーケティングの違いを理解して、適切にオウンドメディアを活用していくことが成果に繋がるでしょう。